以下インポーター資料より抜粋
ソシアンド・マレは、1969年にシャトーを購入したジャン・ゴートローが、一切の妥協を許さず造り上げ、単に品質を重視するだけにとどまらず、
「余裕を持って10年から25年は熟成可能なワイン造り」を意識し、本来のボルドーが持つポテンシャルを反映させたワイン造りを行っています。
そのクオリティから一時、庶民の為のラトゥールとも称されたとか。。
そして今でも格付け外でありながら圧倒的な存在感を放ち、熱狂的なファンを持つシャトーです。
その中でテート・ド・キュヴェに位置するキュヴェジャン・ゴートローは全生産量1500樽の中からブラインドテイスティングでセレクトされた
最上の15樽(年によって多少増減するが約1%)を通常キュヴェより6ヶ月間長く樽熟成させたオーナーのプライベートキュヴェです。
おおよそのセパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン80%、メルロー20%程度に極々少量のカベルネ・フランとプティ・ヴェルドがブレンドされることも有ります。
1995年がファーストリリースで、特別なルートを持たないと中々市場にも出回らないキュヴェです。
本来は、シャトーのオーナーであるジャン・ゴートローがシャトーを訪問するお客へ振る舞ったり、贈答用の為のプライベートワインでした。
しかし、あまりにも素晴らしいクオリティに試飲したお客から商品化を希望するリクエストが殺到したため、ごく少量(平均15樽)だけリリースすることになりました。
濃縮した果実の力強さとビターチョコレートを思わせる樽のニュアンス。しなやかな液体は、力強さとエレガントさが両立しています。
最近はSO2もトータルで20mg/L程度と亜硫酸量を減らす方向に有り、間違いなく満足の行く仕上がりになっています。
この様にボルドーに革新をもたらしたジャン・ゴートローですが、残念ながら2019年に92歳で亡くなられ、シャトーは娘のシルヴィーさんに引き継がれました。