VdFブラン・テール・ドーブ2019 アレクサンドル・バン
絶品のソーヴィニヨンブランです。
●産地:フランス/ロワール
●呼称:ヴァン・ド・フランス
●ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン
●容量:750ml
●白ワイン
ミネラル、オレンジ、アプリコットなど完熟した果実の香りが複雑に香ります。ドライで旨味の伴う果実味と酸、程よい厚みとふくよかなボディ、心地よいビターなアフターがアクセントとなっています。味わいも複雑でそれでいてエレガントに纏まった完成度の高さは流石としか言いようのない素晴らしさです。
(コメント2022.5)
以下、インポーター資料です。
(2022.5の資料)
テール ドーブというキュヴェ名は、この区画の特別な土壌を表しています。この畑は近年新しく植樹された区画で、その苗木はこの地方のビオディナミ栽培の指導者的存在であるミシェルオジェの所有していたソーヴィニヨン ブランをセレクション マサル(とある範囲の区画から優良な形質を持っているブドウ樹をいくつか選び、そこから接ぎ木に使う穂木を採取する方法)と呼ばれる手法で選抜されたものを用いています。樹齢こそ若いものの耕耘には彼の長年の愛馬であるフェノメン (白い馬) と2013年シーズンからあらたに加わった若いヴォードック (黒い馬) の2頭のみで行い、トラクターを用いません。馬での耕耘は、非常に手間がかかる作業で時間効率もよくありませんが、重いトラクターによる作業が土に与える影響などを考え、アレクサンドル バンは出来る限りの面積を馬で耕耘したいと考えています。
濃厚な黄金色の外観。まるで香水のような凝縮した黄色い花のフローラルな香り。完熟した赤リンゴ、洋梨、マンダリンオレンジ、黄桃、アプリコットの濃厚な果実の香りも湧き上がり、徐々に、ブリーチーズやヘーゼルナッツといった複雑な要素も顔を覗かせます。2019VTのテールドーブは、濃厚な香りでありつつも雑味を感じる事が無く、非常に純粋かつ包み込むような拡がりをもっており、香りを嗅いでいるだけで、一種の陶酔に近い感覚を感じられるほどです。味わいは洋梨や赤リンゴの蜜の部分と言ったフルーティーなニュアンスとナッツやクリームと言った粘性を感じられるニュアンスが混在した複雑さを感じられ、全ての要素があり得ないクオリティを表現しています。非常に高いポテンシャルを感じられるため、ロワールのソーヴィニヨン ブランとは思えないほどで、長い余韻や口に含んだ瞬間につい笑ってしまう事、間違いありません。ソーヴィニヨンブランの魔術師と言っても過言ではないアレックスの本領が発揮されたテール ドーブ2019。あまりに素晴らしい出来栄えな為、何ケースか熟成させたくなるほどの完成度を改めて感じてみてください。
(インポーター:野村ユニソン)
商品コード:14794
アレクサンドル・バン(Alexandre Bain)
以下インポーター資料です。
サンセールからロワール川を渡り、プイイ フュメの丘に向かう途中に、
「ドメーヌ アレクサンドル バン」があります。
彼は1977年生まれ、子供の頃、サンセールにある祖父の家の近くに移り住んだ時、農業をしていた祖父を見て興味を持ち、農業学校に進みました。
農業とは関係のない仕事をしていた父が自然派ワインのファンであった事から、ワイン造りに興味を持ち、卒業後にブルゴーニュや南仏を始め、カリフォルニアのワイナリーでも研修を積み、ムヌトー サロンの「ドメーヌ アンリ プレ」で醸造長を務めた後、2007年に畑を購入して独立しました。
所有する畑は、ドメーヌのすぐそばに位置する3haに加えて、他にも小さな5区画が近隣に点在しており、合計で5ha弱ほどにおよびます。
土壌は、中生代ジュラ紀後期の地層であるキンメリジャンとポルトランディアンが混在しており、地表の60cm下には石灰の岩盤があって、その上には小石、地表近くは砂状の土質になっており、硬質なミネラルを持ったバランスの良いワインを生み出します。
自然酵母にてステンレスタンクで発酵後、60%は樹脂のキューブで、残り40%は小樽で熟成させます。
SO2(亜硫酸)はマロラクティック発酵を止める為に、発酵終了後に少量添加、ノンフィルターで瓶詰めしています。
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