以下インポーター資料です。
Bruno Ducheneと聞けばグルナッシュのスペシャリストお蔭様で彼のワインはリリースと共に瞬時で無くなる、レアワインとなっておりますが、沢山の方の口に入りません。
その彼の作るワインをもっと多くの方に飲んで貰いたい!又、彼の他の品種のスタイルを見てみたい!との思いで、2008年立ち上がったCh La Baronneとのコラボプロジェクト。
Jean Ligneres氏は、南仏、Languedocに90haもの畑を持つCh La Baronneのオーナー。本職は医者で同じく医者である父も兄もワイン好き。
今から50年以上前に父がワイナリーを購入したのです。そのワイナリーを2代目のJeanが引き継ぎ、本業よりもワイン作りが楽しくなり、美味しいワインをつくる為、2002年から全ての畑を100%無農薬にしました。
そしてエコセールの正式な認定は2007年に取得しました。平均樹齢45年、1haの平均生産量は3000本と生産量少なく,拘った作りを行っております。
その敷地の中には1892年に植樹した、ウルトラVVのカリニャン、フィロキセラすら寄せ付けなかった葡萄が存在しております。
そのカリニャンを見た時に「こういう葡萄でワインを作ってみたい!」と思うのはとても自然な位に素晴らしい畑です。
Jeanが守っている畑で作ったカリニャンを友人のBrunoに栽培・醸造責任者として、醸造してもらうこのプロジェクトも今年で4ヴィンテージ目に突入です。
Brunoはグルナッシュに魔法にかけ、本当に美味しい果実香を秘めた、素晴らしいワインに変えます。それを前からカリニャンでも飲んでみたかったのです。
カリニャンは品種として軽視されがちの量産品種です。1962年にフランスから独立したアルジェリアの消費ワインの穴埋めの為に沢山植えられ、そして消費が少なくなると軽視され始めました。
200hl/haも取れると言う驚異的な品種です。しかし私個人の考え方では、どんな葡萄も収量を抑え、丁寧に醸造すれば、その葡萄の個性を出す事が出来る。
ましてや樹齢の古い葡萄の味わいは格別です。そういう意味でもこの品種を是非Brunoに醸造して貰いたかったのです。
彼は完全に期待を裏切りませんでした。恐ろしい位にパーフェクトな出来栄えです。日常気軽に飲むカジュアルな赤ワイン。
彼の醸造方法はご存知カルボニックという葡萄本来の香を前面に出す、葡萄に優しい方法です。
しかしこの方法は温度や葡萄の形状等々、色んな要因が必要で、カリニャンはカルボニック法で醸造するのが難しいと言われている品種の1つです。
栽培:ビオロジック 認証:ビューロー・ヴェリタス・エコセール
新井順子レポートより引用