アルボワ・シャルドネ・サヴァニャン・ニュアンス2020 ジェローム・アルヌー
ティソの右腕、ジェローム・アルヌーの造るジュラワイン。
●産地:フランス/ジュラ
●呼称:アルボワ
●ブドウ品種:シャルドネ80%、サヴァニャン20%
●容量:750ml
●白ワイン
やや濃いメの黄金色。
やや酸化したニュアンスをともなう複雑な香り。
たっぷりとした凝縮感のある果実味と酸、
蜜を思わせるドライな旨み、
バランスも良く飲み応えのあるワインです。
香り同様味わいも複雑で、様々な要素が詰まっています。
ワインとしての完成度も高く、
ポテンシャルを考えるとこの価格はお買い得だと思います。
是非、お試し下さいませ!
(コメント2023.4)
以下インポーター資料です。
(2023.4 入荷時の資料)
品種:シャルドネ80%、サヴァニャン20%
土壌:東向き。
トリアス紀の粘土質土壌50%
南西向き。
バジョシアン紀の石灰質土壌50%
醸造、熟成:除梗して12時間デブルバージュ。
空圧式で圧搾。野性酵母を使用して発酵。
サヴァニャンは小樽、シャルドネはフードルと呼ばれる大樽で2年半熟成。サヴァニャンは補酒せず。瓶詰め前にアッサンブラージュ。清澄は行わない。軽くフィルターして瓶詰。
味わい:
非常に複雑な味わいのワインです。
クルミやセロリと同様にヴァニラの香り。
余韻までスムーズに広がります。
キノコ、特にモリーユ茸のクリーム煮や
カレースパイスを用いた料理、チーズなどと相性が良いです。
シャルドネからハチミツ、フロールを伴うサヴァニャンの明確な香り。2019年らしい明快な果実の表現が生み出すコントラストと調和。中程度のスケールながら球体的にひろがる果実を酸幕を伴う酸が太い軸となって支えています。
決してフロールだけが傑出することのないバランス。ひりひりと貼りつくような要素もなく、果実の旨味を描く。瑞々しく鮮やかな果実が余韻に向かってしっかりと上昇していきます。ジュラらしいフロールの個性もきちんと感じさせながら癖なく絶妙なバランスで仕上げたワインです。
(2022年9月 村岡)
(インポーター:オルヴォー)
商品コード:15337
ジェローム・アルヌー(Jerome Arnoux)
ラ・カーヴ・ド・ラ・レーヌ・ジャンヌ
(La Cave de la Reine Jeanne)
以下インポーター資料より抜粋
ラ・カーヴ・ド・ラ・レーヌ・ジャンヌは、1997年に生産者からブドウを買い付けるスタイルのネゴシアンとして、ジュラのビオディナミ生産者として注目を浴びるステファン・ティソと妻のベネディクトにより設立されました。
その後2009年にブノワ・ミュランが共同経営者として加入。ステファン・ティソが醸造を担当、ブノワ・ミュランが営業を担当していました。
2012年からはカーヴ・ド・ラ・レーヌ・ジャンヌの醸造についてはドメーヌ・ティソで彼の右腕として10年以上従事していたジェローム・アルヌー氏に任せています。
2019年、ラ・カーヴ・ド・レーヌ・ジャンヌは醸造責任者であるジェローム・アルヌー氏に売却し、ブノワ・ミュラン氏は念願の自社畑を持つドメーヌ ル・クロ・デ・グリーヴを購入し、責任者となりました。
ワイン(特にシャルドネ「グラン・ド・ピエール」およびピノ・ノワール「レ・リュサード」)はアルボワでも屈指の歴史あるカーヴにて樽熟成が行われます。
カーヴ内は2列のオジーヴ穹窿(きゅうりゅう)を支えるアーチ型の支柱が奥まで突き抜けるように整然と並んでいます。
このゴシック様式の美しいカーヴを建築したのは誰なのでしょう。それはブルゴーニュ伯オトン4世の娘で、1316年から1322年までフランス王となるフィリップ5世・長躯王(フィリップ4世・端麗王の息子)と結婚したジャンヌ。
フランスの女王となったジャンヌは夫の死後、現在のアルボワ市ブルゴーニュ通り5番地にあたる場所に、自分の母であるアルトワ女伯マティルドと共に、屋敷の中にこの素晴らしいカーヴを建設しました。
この歴史的建造物は当初、この地方の最高のワインを保存するために作られましたが、その後建設時のままの形で現在まで残されました。
メゾンでは御目に適ったブドウを買い付けることにより、伝統的な栽培方法のものと有機栽培のもの双方において提供できるアイテムが増え、また表現できるテロワールの幅を広げることが可能となっています。
常にコストパフォーマンスの高いワインを提供し続けるカーヴ・ド・ラ・レーヌ・ジャンヌは、設立して間もないうちから多くの愛好家に評価され続けています。
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