フレデリック・フェリは、ナチュラルで薄旨系のピノノワールを生み出す生産者です。
カジュアルな価格帯ではありませんが、比較的リーズナブルに仕上がっていますし、何よりワインの仕上がりが素晴らしいです。
以下インポーター資料より抜粋
(2022.8の資料)
2019年秋より、現当主 フレデリック・フェリ氏の名を冠し、「フレデリック・フェリ・ジャン・ド・カボットシリーズ」としてご案内致します。
フレデリック・フェリはエシュブロンヌというペルナン・ヴェルジュレス村から直ぐの場所に本拠を構えます。
ワイン造りは1941年から始まり当初はネゴシアン業中心でした。その後本格的なドメーヌとしての活動を始め、1988年からドメーヌ業をスタート。
その後オーガニック栽培に着手したのは2008年。更に3年ほどかけて畑全体に広げ、2011年からは殆どの自社畑をオーガニック栽培で実現
1941年からワイン造りを行っていましたが、その当時は収穫した葡萄の桶売りが中心で、自社詰めワインは全体の3割程度でした。
その後1988年から本格的にドメーヌ業をスタート。2代目当主ジャン・フェリ氏の「フィネス(品格)を感じるワイン造りを追求したい」という考えから2008年以降オーガニック栽培に着手。
更に3年ほどかけて畑全体に広げ、2011年からは殆どの自社畑をオーガニック栽培で実現。2018年から国内販売中心の市場から海外への販売を開始。
現在は3代目当主フレデリック・フェリ氏指揮のもと、海外での訪問経験が豊富で、新日家のエクスポート・マネージャーミカエル氏とエノログのロランス・ダネル氏が中心となり、急速にその販路を広げています。
2018年以前はフランス国内での消費が90%以上で輸出はほんのわずかでした。しかしこの数年の間にアメリカ、ベルギー、カナダ、ドイツ、タイ、韓国、そして日本と7か国に渡り販路を広めています。
それもひとえにミカエル氏の販売力に加えて、ロランス氏のエノログとしての手腕が世界に認められた証と言えます。
その人気の高さ故にどうしても供給量に限界が出てくる昨今ですが、それでもワインについての更なる追求も忘れていません。「フィネスを大事にするワイン造り。
それを行う上で最も大事なのは収穫した葡萄の選果台での選別にある」とロランス氏。選別された良質な葡萄は100%除梗され、自然酵母を用いて発酵。
村名格以上のワインについての赤白共に熟成にはミディアムローストしたアリエ産のオークを使用します。ただ、最近では試験的にアンフォラで熟成しているキュヴェもあるとのこと(うまく造れたら販売する予定とのことです)。
また昨年コート・シャロネーゼ地区の畑を新たに購入。ロランス氏は「シャロネーゼのワインに可能性を感じるので、楽しみにしてください」という事です。
フレデリック・フェリ。エシュブロンヌ村が本拠で、畑はモレ・サン・ドニ、ヴォーヌ・ロマネ等に22のAOCを所有しています。総面積は14ha。