以下インポーター資料より抜粋
ドメーヌ トゥーロ・ジュイヨはメルキュレイに拠点を置く生産者です。
有名なミシェル・ジュイヨは親戚にあたります。1969年、マルグリットとエミール・ジョイヨによって設立され、
現在は孫娘ナタリーと夫ジャン・クロード・トゥーロに受け継がれ家族経営されています。
彼らは共に農学の学士も取得しており、ドメーヌの運営に加わったのは1987年で、
祖母マルグリットから孫娘ナタリーへ引き継がれました。女性から女性への引き継ぎは、
ブルゴーニュでもとても稀な事で、このドメーヌの特色のひとつであり、彼らの誇りの源でもあります。
現在は11.5 ha(ピノ・ノワール 72%、シャルドネ25%、アリゴテ3%)の所有畑等から
平均年産約50000本のワインを生産しています。ドメーヌのフラッグシップはモノポール(単独所有畑)である
Mercurey 1er Cru La Cailloute 。1979年&1980年植樹の区画でフランボワーズ、チェリーや
ブラックベリーの熟した香りにしっかりとしたタンニンと複雑な果実味が広がる華やかなワインです。
ラベルも他キュヴェと異なるラベルを採用しています。彼らのワインはタンニンが柔らかく程よい樽感と華やかさと
フィネスのある造りで調和のとれたスタイルです。
ブドウは厳格なリュット・レゾネで栽培され、もちろん除草剤などの化学的介入は避けています。
土壌を耕すのを基本に摘葉、摘房や病害への迅速な対応をする為、畑仕事をより重視した生産者です。
葡萄木の仕立てはギュイヨサンプルで、密植度は8500本/ha。収穫はブドウが潰れないように小箱で手摘みされ、
選別台によって腐敗果は徹底的に除外します。100%除梗され10-15℃で低温浸漬を5-6日行い、
全て樽に入れ、自然酵母によってアルコール発酵へ移行。(2013年頃からフラージュ(破砕)をやめて、
除梗した葡萄の実をそのまま仕込むことにし、そのおかげで果実味が確実に豊かになりました。)
発酵中はピジャージュとルモンタージュを行い、終盤にはルモンタージュのみを行います。
熟成の新樽比は赤白共に15%-25%と樽の要素と果実との絶妙なバランスを保つように心掛けています。
熟成期間は11-15ヵ月熟成後、
ステンレスタンクで3ヵ月間均一化され瓶詰されます。白は手摘み収穫後、全房のまま10℃で24時間じっくりと抽出されます。
3/4木樽(新樽比25%)、1/4大桶で撹拌されながら約11-12ヵ月熟成されます。