文久元年(1861)、岩手県盛岡市の菊の司酒造から分家、石巻で酒造業を始めました。
「日高見」の名称は、現在の北上川を指す昔の呼称「ひたかみがわ」に由来しています。
『日本書紀』に「土地沃壌えて広し」と記された、太陽の恵みを受ける「日高見国」も重ね合わせています。
以下、宮城県酒造組合HPより抜粋
旧北上川河口に開けた港町・石巻。
世界三大漁場のひとつ「三陸・金華山沖」を抱え、四季折々の魚介類が豊富に水揚げされるこの地に、平孝酒造は蔵を構える。
主要銘柄「日高見」の酒造りは「魚でやるなら日高見だっちゃ!」がテーマ。
やわらかく、透明感があってキレの良い後味は、魚介類との相性抜群との定評がある。
平孝酒造では震災発生から2年半のあいだに、麹室、酒母室、発酵室のすべてを総ステンレス張りに改修。
温度と衛生管理を徹底し、さらなる品質向上を目指すための環境を整えた。
また、長年務めた南部杜氏の引退を機に、30代を中心とした若い蔵人たちに酒造りをバトンタッチ。
地元の若者2名を新たに迎え入れた。
この決断には、南部杜氏が伝統的に担ってきた酒造りを地元の蔵人たちが手がけることで「真の地酒」を実現したいという、平井孝浩社長の強い思いが込められている。