※ヴィーニュ・コント・ド・シャペルについて、以下インポーター資料より抜粋しました。
ブルゴーニュ人気生産者、ドメーヌ・フーリエによる新プロジェクトで
コート・ド・ボーヌ地区に7.5haを所有するドメーヌ・コント・ド・シャペルの畑を手に入れる。
コント・ド・シャペルのワインは流通が限定的であり国際市場で話題になる事はなかったが、古樹中心に赤白約半分ずつの手入れが行き届いた優れた畑を所有。
別名はシャトー・マッソンでコント(伯爵)、シャトーという呼称からも貴族系の由緒正しさが窺い知れ、高齢であるピエール・イヴ・マッソン氏の後継者不在から今回の買収が実現。
栽培から醸造、瓶詰めまで一貫してドメーヌ・フーリエが行うが、ドメーヌ・フーリエではなく、ジャン・マリー・フーリエとしてリリースされ、
ネックラベルに「ヴィーニュ・コント・ド・シャペル」と入る。
初ヴィンテージとなる2022年は各テロワールを尊重した醸造を慎重に行い、
特に今まで経験の無いコート・ド・ボーヌの赤はコート・ド・ニュイよりも果実味が前面に出やすいという考察から抑えめな醸造を心掛けてフレッシュさとエレガントさを大事にした。
白は長年ドメーヌ・フーリエて手掛ける隠れ人気アイテムでもあるブルゴーニュ・ブランと同様に、しっかり完熟した果実を重視。
昨今流行りである早摘みで時には多めのSO2に由来する引き締まったリーンなスタイルではなく、しっかりと厚みのある古典的なスタイル。
バトナージュは最初の1ヶ月のみ行う。
収穫した葡萄はジュヴレ・シャンベルタン村のドメーヌ・フーリエへ運ばれ、赤白別々に分けたセラーにてドメーヌ・フーリエと同じ流儀で醸造を行い、
赤は最大で20%の全房発酵、樽熟成における新樽比率は20%に留めており、
瓶詰めにフィルタリングを行わない。
※フーリエについて、以下インポーター資料より抜粋
ワイナリーの歴史現在の当主は1971年生まれのジャン=マリー・フーリエ氏。
ボーヌのワイン農業学校を卒業後、ブルゴーニュ大学の醸造講座に通いました。
1988年には半年間アンリ・ジャイエで研修、その後父親の元で修行を積み、1993年オレゴンに渡りジョセフ・ドルーアンでアメリカのピノ・ノワール造りを学びました。
1994年の帰国後23歳の若さで父の跡を継ぎました。
ドメーヌについて
ジュヴレ・シャンベルタン、モレ・サン・ドニ、シャンボール・ミュジニー、ヴージョに9.5haを所有し、その内1級とグラン・クリュが70%程度を占めます。
ジャン=マリー氏は自らを「テロワリスト」と名乗り、醸造にテクニックを求めず、自然を支配することを好んでいません。
高度な技術に頼らず自然に任せていた20世紀初頭のヴィニュロンの流儀の再現を目指しています。
ネゴシアンについて
ネゴシアン事業は、高品質の葡萄であること、ドメーヌ生産量の3割を超えないことを自らに課し、2011年ヴィンテージが初リリース。
これらのワインは、ドメーヌワイン同様のフィロソフィーで選ばれ、造られており、ジャン=マリー氏曰く「新たに養子に迎えた子供のような存在」なのです。
ワイン造り
栽培はリュット・レゾネを採用。農薬は主に低濃度の硫酸銅を使用。
肥料は遺伝子組み換えでないものを2から3年に1回撒いています。
剪定は集団選抜クローンに適しているギュイヨ仕立て。
株が均一化するとワインの複雑味が損なわれるとの考えから、市販のハイブリッドクローンは用いていません。
収穫量を制限するため、摘芽は非常に厳しく行います。
収穫は、収穫人を急がせず、ゆっくりと選別しながら摘み取りを行わせ、またカビが飛び移らないよう手洗いも励行しています。
収穫果は100%除梗し半分だけ破砕。
低温浸漬は自然の温度(朝の収穫果の温度)で3から4日行います。マストが15℃を超えるときは温度を下げています。
自然に任せて発酵を開始し、発酵開始直後と末期に液循環、最盛期には1日4回手作業によるピジャージュを組み合わせ、トータルの発酵期間は18から20日間。
熟成は、新樽は多用せず20%程度の使用に留めます。
18ヶ月の熟成中、澱引き、清澄、フィルターも一切行っていません。
以上インポーター資料より抜粋