モンテリー1erCruクロ・ゴーテ2022 フィリップ・パカレ
ブルゴーニュ自然派のスター、フィリップ・パカレ(Philippe Pacalet)のワインです。
★生産者情報はページ下部をご参照ください。
●産地:フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ボーヌ
●呼称:モンテリー1erCru
●ブドウ品種:シャルドネ
●容量:750ml
●白ワイン
フィリップ・パカレの2021年が入荷してきました。
リアルワインガイド87号でも絶賛されているヴィンテージです。
是非、ご検討下さいませ。
(コメント2025.7)
以下インポーター資料です。
(2025.7 入荷時の資料)
品種:シャルドネ
粘土の割合が多い粘土石灰土壌の南向きの斜面で樹齢25年ほどのシャルドネ。フリーランジュースを採った後、ダイレクトプレスし、すぐに澱引き。土着酵母によるアルコール発酵とマロラクティック発酵を行い、SO2を添加せず、澱と共にバトナージュをしながら13ヶ月熟成。果実味豊かで、華やかな風味があり僅かにトーストの香ばしさも感じます。丸みがあり暖さを感じさせてくれる味わい。
(インポーター:野村ユニソン)
〈フィリップパカレ氏の2022に関するコメント〉
◇申し分のない葡萄の成熟度
◇ワインの性質は2019と一致
2022 年の黒葡萄についてですが、しっかりと種子まで熟してくれ、非常に良い状態で収穫を迎えることができました。潜在アルコールはおよそ13%となりました。純粋に気候条件の観点だけからいうと、2022の著しい早熟は2007、2011、2018に匹敵するものでした。しかしその一方で、ワインとしての性質は、天候に恵まれ、醸造家の手がいらないほど素晴らしいヴィンテージだった2019のものと一致しています。収穫量に関しても、2022はかなり満足のいく結果でした。昨年、霜害や雹害で葡萄木は大きなダメージを受けましたが、回復を遂げています。最大収量が達成されていないとしても、2017 と 2018 に近い、通常の生産量に近づいています。
◇醸造中のSO2一切不使用
SO2 は醸造中には一切使用せず、瓶詰め時にごく少量だけ添加します。SO2 を加えることで、そのワインを最高の状態に留めておくことができます。写真のようなものです。そして、留めるのは骨格のみなので、内部はその先も進化し続けてくれます。2022 年は、天候に恵まれ、葡萄の状態は完璧で、素晴らしい年でした。華やかなルビー色の外観を持ち、魅惑的な香があり、要素の詰まった申し分のないワインを生み出すことができました。私たちのワインが皆様に喜びと感動を与えることを願っています。
商品コード:18935
Philippe Pacalet(フィリップ・パカレ)
以下インポーター資料より抜粋
ジュール・ショヴェに学んだワイン造り今やブルゴーニュの生産者として筆頭に名前が挙がる生産者となったフィリップ・パカレ。
ボジョレー出身で、代々続く栽培・醸造家の家系で育った。自然派ワインの父故マルセル・ラピエールを叔父にもつ家系であるという事は、あまりにも有名である。
子供の頃からワインの傍らで育った彼にとって、「ワインの世界に生きる」という事は当然であったが、今の彼の成功には様々な出会いが関係している。
ブルゴーニュ・ディジョン大学で、醸造学を学んでいた時に叔父ラピエールの紹介で、ボジョレーの醸造家であり高名な醸造科学者でもあるジュール・ショヴェと知り合う。
化学物質を使わない自然なワイン造りを行っていたショーヴェ氏のもと大学で「自然栽培と酵母」「土壌と酵母」についての研究を深めていく。
大学卒業後は、ビオロジック農法団体「ナチュール・プログレ」で2年程務めた後に、ドメーヌ・プリューレ・ロックの醸造及び販売責任者となり2001年までの間10年に渡って働く。
この間にロックのワインの評価は世界的に高まり、それと共にパカレの名声も上がっていった。その後は自身でワイン造りを始め、2001年が初ヴィンテージである。
「ワイン造りは全て化学で証明出来る」いわゆる“自然派”ワインの造り手として、時には難しい造り手と思われがちだが、彼から聞くワイン造りの話は実に理論的で分かり易い。
自らの畑を持たず全て賃貸契約畑でワインを仕上げるが、畑の台木選びから醸造まで徹底したこだわりを持っている。
土中のミネラル分がテロワールとしてワインに表現されるとし(パカレ曰くワインは、ミネラル分を豊富に含んだスポーツ飲料だとの事)、発酵にはテロワールを表現する為に要となる天然酵母を使用。
発酵中は段階毎に異なる種類の天然酵母が作用する為、不要な温度管理は一切行わない。
アルコール及びマロラクティク発酵は木樽にて行い、その後はスーティラージュはせずに澱と触れた"還元的な状態“で熟成をさせる。
熟成中には樽を転がして、澱とワインを攪拌し、醸造中のSO2の添加は酵母の働きを妨げるとして一切行わず、瓶詰め前に必要最低量のみ加える。
また、瓶詰めはブルゴーニュ・ルージュからグラン・クリュまで、全て手作業で行っている。
ワインについて語るパカレは実に真剣で、彼の話はまるで学校の講義を聞いているかの如く分かり易い。
自身のワイン造りの過程の一つ一つに化学的な根拠があるという自信が満ち溢れている。
近年のパカレのワインが安定しているのは、化学者としてワインに向き合う確かな姿勢の現れかも知れない。
以上インポーター資料より抜粋しました。
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