以下インポーター資料より抜粋
唯一無二の師のもとで学んだ、徹頭徹尾ブレのないフィロソフィ、若さとバイタリティ溢れるコッリオの可能性
フリウリとの国境近く、スロヴェニア、ブルダ地域にて、2018年よりワイナリーを立ち上げたアンジェ イヴァンチッチ。
まだ31歳という若さながら、素晴らしい経験を積み重ね、徹底したブドウ栽培と厳しい収量制限によって生み出される「超凝縮」したブドウ。
最高のブドウだからこそ、果皮・種子すべてを表現したワイン。
畑は自宅からすぐ近くの約2ha、樹齢は基本的に古く40年以上のものがほとんど。
一部の区画はビリャーナで一番古い58年というリボッラ ジャッラも残っている畑。
土壌は強烈なポンカ(Ponca:堆積岩が風化した土壌)に覆われており、強いミネラルはもちろん、崩れやすい岩石の間にブドウ樹の根が深く伸び、保水性も非常に高い土壌。
彼のもっとも特出すべき点でもある、1本の樹から徹底的に収穫量を抑え、
樹上での凝縮と完熟を追求。樹1つあたり4~6房、500g~700gという驚異的な低収量、、。
グリーンハーヴェストで全体の70%程度を落とすという、徹底的な収量制限には驚愕の一言。
醸造については非常にシンプル。収穫したブドウを除梗し開放桶の中で4~5週間のマセレーション(果皮浸漬)を行いながらアルコール醗酵。
圧搾し、木樽にて24カ月の熟成。強烈に凝縮したモストは非常に糖度が高いため、アルコール度数も15%を軽く越えるものが多く、2020のフリウラーノは16%にも迫るほど、、。
しかし、「アルコール度数が高いだけではない、それ以外の要素も同様、
いやそれ以上に凝縮しているからこそアルコリックに感じない」、そう考えているアンジェ。
カンティーナの設備や生産方法の問題もあり、年間3000本程度の生産量、熟成期間も約2年間。
素材のポテンシャルを鑑みれば、将来的にはもっと長い時間を費やしたいと考えています。
しかし、現時点でリリースされているアンジェのワインに対して、何か「足りない」と思わされるものは皆無、そう本心で感じます。
果実、ヴォリュームや余韻はもちろんですが、液体の密度、情報量の多さ。
美味しいという言葉だけでは全く足りない、、そう自覚してしまうほどの圧倒的な味わい。
フリウリ、スロヴェニアという枠を超えて表現しきる「Brdaブルダ=Collioコッリオ」のポテンシャル。
これから先の時代を担うアンジェの可能性。間違いなく覚えていただきたい原石のような造り手です!