フィネスさん一押しのサヴィニーの生産者です。
ビオロジックを実践し、生産者の拘りが詰まった素晴らしいワインを造り上げています。
以下インポーター資料です。
1946年にピエール ギユモ氏によって設立されたドメーヌでサヴィニーレボーヌの村の中に醸造所や地下蔵があります。
1948年からメタヤージュで葡萄栽培を始め、1988年に2代目のジャンピエール氏がドメーヌを継ぎ、
現在は3代目に当たるヴァンサン&フィリップ兄弟が2015年からドメーヌ運営を引き継いでいます。
兄のヴァンサン氏はDomaine Tollot-BeautやDomaine Anne Grosなどで修行を積み、主に畑や醸造を担当し、弟のフィリップ氏は事務関係を担当しています。
畑はビオロジックで1981年から除草剤は使っておらず、トラクターの使用も最小限で可能な限り手作業で葡萄栽培を行うように心掛けています。
また、葡萄の木を抜いた際には再び植える葡萄の木の本数を半減させて別の植物を植えることで畑の中に自然な環境を意図的に作り、
そこに小動物や昆虫などを生息させて畑をより自然に近い状態に近付けることで、よりナチュラルな葡萄が出来るという信念で葡萄栽培を行っています。
収穫は手作業で行い、白葡萄は畑で2回選別した後に圧搾し、樫樽で最大20%の新樽で12ヵ月間醸造、毎週試飲をしながらバトナージュを行ってノンフィルターで瓶詰されます。
ピノノワールは畑と醸造所で2回ずつの計4回選別作業を行い、ヴィンテージにもよりますが0~50%除梗でコンクリートタンクやステンレスタンクで30日間アルコール醗酵を行い、
新樽20%で12ヵ月間熟成させた後に瓶詰前にステンレスタンクで3ヵ月間落ち着かせます。
櫂入れはせずに液循環のみを行ってノンフィルターで瓶詰されます。
他の生産者のワインと比較すると色調が淡い傾向がありますが、これは熟成させるための酸味を保つために糖度を上げないように、
フレッシュさがワインに残るように収穫日を決めているからで、過度に甘くフルーティにならないようにワインのバランスを重視している結果です。
また、このドメーヌのピノノワールはDomaineTollot Beautの「Savigny-lès-Beaune 1er cru Les Lavières(サヴィニー レ ボーヌ プルミエ クリュ レ ラヴィエール)」の
ピノ ノワールをセレクションマサル(1区画に様々な株の穂木を植えること)で植えたものになります。