以下インポーター資料です。
アンドレ・ボノムはブルゴーニュ地方マコネ地区のヴィレ・クレッセに拠点を置く1956年のドメーヌで僅か13haの畑から生産する、
マコネでも最も優秀な造り手のひとつです。2001年からアンドレ・ボノム氏に代わり、娘婿エリック・パルテ氏が引き継ぎ、
2008年から彼の長男オレリアン・パルテ氏に引き継がれました。オレリアンの祖母ジゼルは元々ヴィレ・クレッセに4haの畑を所有していました。
当時は協同組合に葡萄を売っていましたが、1956年、南マコンでは見られなかった、栽培家自身が醸造から瓶詰めまですることを
アンドレ・ボノムが決意と同時にドメーヌを設立しました。しかし設立後すぐには軌道に乗らず、1956年は霜の被害、1957年は雹の被害と続き、
ようやく3年後の1958年が被害なく収穫が出来ました。その当時マコンのワインといえば、気取らないビストロで気軽に飲まれるだけのものであった中で、
アンドレ・ボノムは、コート・ドールの白のように時間と共に良くなっていくような、ワイン造りを目指したのです。それは樽で熟成したり、
熟成期間を長くすることで、マコン本来のフルーティさに、複雑味をプラスで加えることを目指したのです。そのようなワイン造りは、
当時のマコンでは、かなり稀なことであり、そのおかげで比較的早くからアンドレ・ボノムのワインのクオリティは注目を浴びるようになり、
1960年70年代には、星付きレストランのシェフからも声がかかるようにまでなったのです。その後1999年2月26日付けの政令により、
以前のマコン・クレッセおよびマコン・ヴィレのアペラシオンに替わり、Vire-Clesse(ヴィレ・クレッセ)という村名アペラシオンが誕生し、
マコン・クレッセ、マコン・ヴィレのアペラシオンは2002年に消滅しました。今回のご案内はマコン・ヴィレだった頃の希少なワインです。
ドメーヌの創業者でありオレリアンの祖父でもある故アンドレ・ボノムの時代を体感できる特別なコレクションです。
その価値あるプライベートストックを今回、特別にオファーを頂きました。事前に試飲しましたがしっかりとした熟成感がありながらも
酸や果実味も感じられ、若いヴィンテージでは決して味わえない古酒独特の深味のある味わいを備えています。
ブルゴーニュの古酒好きの方には是非お試し頂きたいワインです。