ファンタスマゴリー2019 グザヴィエ・マルシェ
ステムエンジニアから自然派ワイン生産者に転身した
異例の経歴の持ち主グザヴィエ・マルシェのワイン。
●産地:フランス/ロワール
●呼称:ヴァン・ド・フランス
●ブドウ品種:シュナンブラン
●容量:750ml
●白ワイン
ややオレンジの入った濁りのある色調。
柑橘系、果皮などのニュアンスのある複雑な香り。
味わいはほんのり甘さを感じるもののほぼドライな
仕上がりで、程よく質の良いタンニンがあって、
ワインとしてのバランスも良く、纏まりがあって、
食事との相性も抜群のオレンジワインです。
8か月とかなり長めのマセレーションをしていますが、
仕上がったワインは程よく心地いい仕上がりで、
造り手のセンスがきらりと光ります。
(コメント2022.2)
以下インポーター資料です。
(2022.2の資料です)
キュヴェ名は、18世紀末にフランスで発明された、
幻灯機を使い光と影、煙等を組み合わせた幽霊ショーの事。
紫片岩とフタナイトがあるシスト土壌に植えられた
樹齢50年弱のシュナンブランを全房のまま、
グラスファイバータンクで8か月間マセラシオン。
その後、80%をイノックス タンクで、残り20%を樽で
熟成させ、最終的にブレンドし、2020年9月に瓶詰。
平均収量18hl/ha。オレンジやピンクグレープフルーツ、
その皮といった柑橘系の香りが特徴的で、味わいは
甘いニュアンスが感じられつつもドライに仕上がっており、
繊細で細かなタンニンが全体に構造を与えています。
熟成させてワインに厚みを与えるために澱を残して
瓶詰を行っています。
(インポーター:野村ユニソン)
商品コード:14091
グザヴィエ・マルシェ(Xavier Marchais)
以下インポーター資料より抜粋
グザヴィエ マルシェと言えば、システムエンジニアから自然派ワイン生産者に転身した異例の経歴の持ち主。
会うとマシンガンのように話続ける情熱家であり、仕事や生活における選択のひとつひとつを自然なものに限定する
スーパーナチュラリストでもあって、それでいてヘビーメタルが大好きなワイルドな一面も。
ワイン造りで最も大切なことを尋ねると、他の生産者の例に漏れず「畑仕事」と答える彼ですが、
その畑での仕事においては、とことんまでリスクを取ります。
数ある畑仕事のなかでも最も重要だと語る剪定では、どこまで一房のブドウ、一粒のブドウに
力を込めることができるかを考えぬいた剪定を実践します。
霜の被害や雹(ひょう)の被害、その他の病害や挙句には鹿などの獣害まで、ブドウを失うリスクは
収穫のその日まで多数あります。近年の異常な気候の連続を考えれば、リスクヘッジとして
ある程度守りにはいった剪定や栽培方法を採用するのは、ある程度仕方がないとも思いますが、
そこで一歩も二歩も踏み込んで、ブドウ樹の生態とワインの品質にとって最良と考える攻めた栽培を実践します。
このハイリスク・ハイリターンのワイン造りは、ボジョレーのフィリップ ジャンボンの姿と重なります。
そんなグザヴィエ マルシェにとって、彼自身の内から湧き上がる様々な好奇心を反映させるのは
ブドウを収穫した後の醸造の作業です。
自然と生態によりそった究極の栽培というのは、自然とシンプルなものとなります。
グザヴィエにとっては、研ぎ澄まされた精神で向き合うシンプルな栽培を経て得られたブドウ、
その魅力をどう引き出していくのかを楽しめるのが、醸造なのだと言います。
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