ボーヌ・ルージュ・レ・シャルドヌルー・クヴェヴリ2020 フレデリック・コサール
ブルゴーニュの自然派シャソルネイのワイン。
こちらはアンフォラで熟成したキュヴェです。
●産地:フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ボーヌ
●呼称:ボーヌ
●ブドウ品種:ピノ・ノワール
●容量:750ml
●赤ワイン
赤黒果実、ミネラル、花などの香り。ボーヌっぽさのあるフラットな果実味としっかりとした酸、バランス良く纏まりのあるエレガントな仕上がりです。
(コメント2022.10)
以下インポーター資料です。
(2022.10の資料)
平均樹齢60年のピノ・ノワール100%
土壌:粘土質・石灰質
マセラシオン:セミマセラシオンカルボニック
木桶タンクで25日間
醗酵:自然酵母で1ヶ月半
熟成:クヴェヴリ10hLで12ヶ月、
ステンレスタンクで3ヶ月
収穫日は2020年9月1日。収量は40hL/ha!畑はフレッドの友人の息子が世代交代で親の区画を引き継ぎ、3年前からビオロジックで管理している!南向きのヴィエーユ・ヴィーニュでブドウの熟しが早いのが特徴!ミネラルを最大限に引き出すために発酵熟成はジョージアから特注したクヴェヴリを使用!
ブルーベリーやダークチェリーの熟した果実にバラの花弁やスミレの花の香りが重なる。ワインは静謐かつエレガントでみずみずしい上品なコクがあり、染み入るような優しい果実の凝縮味にキメの細かいタンニンの収斂味がきれいに溶け込む!
(インポーター:ヴァンクゥール)
<2020 年の特徴>※インポーター資料
2020 年は、太陽に恵まれ、かつてないほどブドウが早熟の年だった。ブドウ栽培は混沌としていたが、幸い天気が味方してくれ、最終的にどの地域も傷ひとつない健全なブドウを収穫することができた。ただ、例年と違い、全てのブドウがほぼ同時に完熟したため収穫日の采配にとても苦労した。収量的には収量が非常に少なかった 2019 年と比べてコート・ド・ボーヌが 3~5 割増、コート・ド・ニュイが2~3割増だった。ブドウの品質においては、白よりも赤の方が完熟の度合いが高かった。ただ、収穫直前にコート・ド・ニュイのヴォーヌ・ロマネ北からジュヴレ・シャンベルタンにかけて、そしてコート・ド・ボーヌのサヴィニー・レ・ボーヌ、オークセイ・デュレスにかけて局地的に雨が降ったため、この雨を受けたエリアとそうでないエリアで、ワインのキャラクターがはっきりと二分した。
醸造は、赤は 1、2 日でジュースが真っ黒になるくらいタンニンの抽出が良く、醸しは軽くルモンタージュだけで、マセラシオン(Maceration)というよりもむしろアンフュージョン(Infusion)に近い方法で仕上げた。一方、白は、前年同様猛暑によるブドウの窒素不足が原因で、多くのキュヴェの発酵期間が長引いた。また、この年はブドウのタンパク質の含有量が例年よりも多く、Clarification(清澄作業)に時間がかかった。ワインは、今まで以上にクヴェヴリ、卵型セメントタンクの熟成にワインがフィットした年だった。特に、赤とクヴェヴリの相性は群を抜いていた。酒質は太陽からの濃厚さを感じさせない上品なしなやかさがあり、果実味に溶け込むミネラルとタンニンの絶妙なハーモニーに言葉を失うくらいの感動があり、アンフォラワインのイメージを大きく変えるインパクトがあり、注目に値する。総じて、赤白共に太陽を感じるふくよかでボリューム豊かなワインに仕上がっていて、特に赤はキメの細かい上質なタンニンがあり、長熟を予感させる。
商品コード:15461
Domaine de Chassorney (ドメーヌ・ド・シャソルネイ)Frederic Cossard(フレデリック・コサール)
シャソルネイのワインは、決してストラクチャーがはっきりとしていて、
凝縮感があって・・・というポテンシャルの分かりやすいワインではありません
が、テロワールと葡萄の持つ可能性をバランス良く最大限に生かした造りは、
自然派ワインの頂点といって良い素晴らしい仕上がりです。
「シャソルネイ」はサン・ロマン村で1996年より始めたドメーヌです。
オーナーの「フレデリック・コサール氏」は、栽培・収穫・醸造まで自身がすべて関わるという
非常に凝った造り主です。(ビオデナミ実践)
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