VdFブラン・グランド・アテ2019 アレクサンドル・バン
今飲んでももちろんですが、
今後素晴らしく熟成する可能性のあるキュヴェです。
●産地:フランス/ロワール
●呼称:ヴァン・ド・フランス
●ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン
●容量:750ml
●白ワイン
以下インポーター資料より抜粋
(2023.5 入荷時の資料)
2014年より新たにリリースされたキュヴェ。
畑の立地は、マドモワゼル Mの区画から
少し野道を進んだところにある区画で、
植えられているブドウの樹齢は平均25年ほど。
本来であればプイィ フュメを名乗れる区画ですが、
本人の信念によりVin de Franceでのリリースとなります。
土壌のタイプは、マドモアゼル Mと同様に
土質、砂質、石灰質の混ざったもので、
この畑ではブドウの成長と成熟がゆっくりと進み、
最終的には非常に高い熟度のブドウが得られます。
この凝縮したブドウを自然酵母によって発酵させ、
500Lの大樽にて熟成させ、厳密な濾過や清澄は行わず、
瓶詰め時の亜硫酸も添加しません。
なお、以前のレ グランド アテは
酸化熟成気味の仕上がりでしたが、
2019vtは酸と果実のバランスの良い
フレッシュな仕上がりになっています。
軽い濁りのある麦わら色の外観。
抜栓直後から黄い花系の華やかなフローラルさに加え、
マンゴーやパッションフルーツの様な
トロピカルフルーツの熟れた香りが前面に感じられ、
徐々に赤リンゴやアプリコットや
フレッシュハーブの香りが膨らみ、複雑さが増していきます。
味わいは、熟した強力な果実が支配的で、
蜜のようなフレーヴァーも感じられますが、
丸みのある酸とミネラルがハッキリと主張している為、
アフターは重たさのないスムーズでサラッとした
ドライな飲み心地に仕上がっています。
全体的にはエレガントで軽やかに仕上がっているワインで、
飲み込んだ後に上がってくるグッとくる果実感と
極軽い苦みが心地良く、つい飲み進めてしまいます。
今ももちろんですが、今後素晴らしく
熟成する可能性のあるキュヴェです。
(インポーター:野村ユニソン)
商品コード:16254
アレクサンドル・バン(Alexandre Bain)
以下インポーター資料です。
サンセールからロワール川を渡り、プイイ フュメの丘に向かう途中に、
「ドメーヌ アレクサンドル バン」があります。
彼は1977年生まれ、子供の頃、サンセールにある祖父の家の近くに移り住んだ時、農業をしていた祖父を見て興味を持ち、農業学校に進みました。
農業とは関係のない仕事をしていた父が自然派ワインのファンであった事から、ワイン造りに興味を持ち、卒業後にブルゴーニュや南仏を始め、カリフォルニアのワイナリーでも研修を積み、ムヌトー サロンの「ドメーヌ アンリ プレ」で醸造長を務めた後、2007年に畑を購入して独立しました。
所有する畑は、ドメーヌのすぐそばに位置する3haに加えて、他にも小さな5区画が近隣に点在しており、合計で5ha弱ほどにおよびます。
土壌は、中生代ジュラ紀後期の地層であるキンメリジャンとポルトランディアンが混在しており、地表の60cm下には石灰の岩盤があって、その上には小石、地表近くは砂状の土質になっており、硬質なミネラルを持ったバランスの良いワインを生み出します。
自然酵母にてステンレスタンクで発酵後、60%は樹脂のキューブで、残り40%は小樽で熟成させます。
SO2(亜硫酸)はマロラクティック発酵を止める為に、発酵終了後に少量添加、ノンフィルターで瓶詰めしています。
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