ル・カノン・ペティアン・ナチュレル2023 ラ・グランド・コリーヌ・ジャポン
マスカット・アレキサンドリア主体で造るペティアン
●産地:日本/岡山県・神戸市・山梨県
●ブドウ:マスカット・オブ・アレキサンドリア
●容量:750ml
●白・泡
大岡さんのベースになるワインです。昨年のリリース直後はやや還元気味でしたが、還元もほとんど気にならない程度に落ち着いてきました。ミネラル、ハーブ、洋ナシなどフラワリーで心地よい香りです。ドライで旨味のある果実味と穏やかな酸、バランス良く心地よいペティアンに仕上がっています。ガスは弱めですが、爽快感もあって暑い季節に必需品です。
(2024.5 追記)
以下生産者資料です。
(2023.12 入荷時の資料)
今年は天候に恵まれた年でした。梅雨も少なく台風の影響も少なく、満足いく葡萄が収穫できました。私が住んでいる岡山県岡山市北区富吉は、昔、日本一のアレキサンドリアの産地でした。現在は高齢化が進み、葡萄を続けられている方は少なくなってしまいました。若い方はシャインマスカットに植え替えております。手間がかからず、単価が高いからです。高齢の方々がアレキサンドリアを作り続けておられます。 樹齢の高い葡萄は小さい実をつけ、生食としての価値は低くなりますが、ワイン用にすれば味の濃い価値の高いものになります。手間をかけないワイン用の栽培方法をしていただき、いくつかの区画のぶどうをラ・グランド・コリーヌ・ジャポンのワイン用に、有機栽培で育ててくれました。今年は他の品種もはいっております。
神戸市北区で樹齢40歳を超すカベルネソーヴィニオンを有機栽培にチャレンジしてくれた生産者がおります。今年は残念ながら春に雨が多かったためべと病にやられ、少ない収穫量となってしまいました。その隣の畑には、夏が暑くてカベルネの色が入らず、引き取り手がいなく、収穫されずにいたカベルネがありました。年に数回化学農薬を使っていたため、悩みましたが、このまま廃棄させるのはあまりにももったいないと、収穫を申し出て、ダイレクトプレスで白ワインに仕上げております。さらに山梨県牧丘の澤登さんによる完全無農薬のワイングランドもダイレクトプレスをしてすべての品種を合わせてこのペティアン ナチュレルはできあがりました。
使用品種:
マスカット・オブ・アレキサンドリア
カベルネソーヴィニョン(神戸産)
ワイングランド(山梨県産)
醸造法:
ぶどうを丸ごとタンクに入れ、14日間マセラシオン。タンクから葡萄を取り出し圧搾。ジュースを小樽に移し、低温で自然酵母により発酵。アルコール発酵が終わるぐらいに、そのまま瓶詰め。瓶内で発酵が起き微発泡となります。清澄剤、フィルター不使用。亜硫酸(二酸化硫黄)完全無添加。
注意: 瓶の底に溜まっているのは澱です。
色調はごく薄いサーモンピンク、香りは白桃、リンゴのコンポート、かりん、洋ナシが主体で、そこにレモンハーブなどのハーブ類、白コショウようなスパイス感が加わります。口に含むと微炭酸とともにフレッシュ感があふれます。きっちりとした骨格をもった爽快な辛口のワインです。 澱が含まれると味わいに厚みと複雑さが出ますが、香りは弱くなります。ワインは立てて保存していただき、飲む前に冷蔵庫で十分に冷やしてからお楽しみください。常温で揺らしますと、ワインが噴き出る可能性がありますのでご注意ください。
※亜硫酸無添加ですので、14度以下での保存をお願いいたします。
(販売元:ラ・グランド・コリーヌ・ジャポン)
商品コード:17030
ラ・グランド・コリーヌ・ジャポン(La Grande Colline Japon)
フランス コート・デュ・ローヌの自然派グランド・コリーヌの大岡氏が日本で造るワインです。
<以下インポーター資料より抜粋>
大岡弘武氏プロフィール
1974年、東京生まれ
1997年、渡仏。ボルドー第2大学・醸造学部で2年学ぶ。
2年目のカリキュラムで現地研修があり、あいにくティエリー・アルマンが都合悪く、
ドメーヌ ジャン・ルイ・グリッパに入る。研修後、そのままグリッパ(ギガル社傘下)に残り、栽培責任者として重責をこなす。
2003年1月から正式にティエリー・アルマンにて栽培、醸造の仕事に従事。
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