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オート・コート・ド・ニュイ・ルージュ・オーヴァロン2021 ドメーヌ・ミッシェル・グロ

通常価格
5,478円 (税込)



安定した品質で人気のミッシェル・グロのワイン。


●産地:フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ニュイ
●呼称:オート・コート・ド・ニュイ
●ブドウ品種:ピノ・ノワール
●容量:750ml
●赤ワイン

赤黒果実、ミネラル、花などとても心地よく華やかな香り。透明感のあるしなやかな果実味、のびやかで冷涼な酸、バランス良くエレガントな纏まりは2021年ヴィンテージらしい仕上がりです。タンニンもシルキーで程よく、完成度の高いワインです。
(コメント2024.1)

リアルワインガイド84号
今飲んで 80 ポテンシャル 90+
飲み頃予想 今~2043


以下インポーター資料です
(2024.1 入荷時の資料)

ミシェルのオート・コートに対する個性と可能性の探求は続きます。2014年を皮切りにリリースしたモノポール・フォンテーヌ・サン・マルタンに続いて、2016年のヴィンテージから《オー・ヴァロン》のキュヴェを独立させることにしました。3ヘクタールに及ぶこのリュー・ディは、マレイ・レ・フュッセイ村に位置し、標高425から440mの間、真南向きの丘陵の斜面に横たわり、畑を境に森が広がっています。区画の上部はオックスフォーディアンのマール土壌、中腹から下部にかけて同じ時代の粘土石灰岩土壌が基盤となっています。フィロキセラ禍以来手つかずになっていたこの土地の開墾を始めたのは1978年のこと、ミシェルは順繰りにピノ・ノワールを植えていきました。それまでは同村の教会が所有し長い交渉を経て2013年にやっと手に入れた最後の区画を持ってして、オー・ヴァロンの全区画の植栽を完了しました。開墾当初から最後に植えられたブドウ樹の総合的な平均樹齢をとれば、すでに30年の樹齢にのぼります。オート・コートのそれぞれのリュー・ディは、以前からずっと分けて醸造し熟成させてきました。つまり瓶詰め2か月前に最終的にブレンドするまで、栽培と造りの段階で各区画の個性を研究し記憶していたのです。ミシェルはそれぞれの区画から生まれるワインの個性を、自らの体験と記憶によって熟知しています。《ル・ヴァロン》の個性は、オート・コートの他のキュヴェより、タンニンがシルキーで、酸が優しいことです。そのため若くからして柔らかく飲みやすいワインになります。
「太陽」を感じさせるこのキュヴェの味わいは、ブドウ樹が育つ環境を反映しています。真南向きの斜面がうける最大の日射、北や東から吹き抜ける風を隣接する森や丘が遮断し寒さから守っていること、ブドウ樹が属するそういった恩恵が自然とワインに現れているのでしょう。

(インポーター:オルヴォー)


【2021年ヴィンテージについて】

2020 年から 2021 年にかけての冬は温暖で湿度が高く、冬が開ける頃には土壌に十分な 水分が蓄えられていました。2 月末に温かくなり、早期の芽吹きを心配しましたが、幸いにも 3 月に入ると冷涼な気候に戻り、月末になって気温が上昇してきました。ブドウの成長サイクルが既に始まっている中、4月6、7、8日に霜が下りたとき、それは衝撃的な惨事となりました。 損害はとても深刻でしたが、区画による大きな差も見られました。丘の頂上付近の畑ではより早くに成長が始まるため損害が大きく、成長の遅い平野の畑では比較的損害が限られていました。コート・ド・ニュイで遣れれた芽は平均すると 40~50%、オート・コート・ド・ニュイは 標高が高く、成長が遅いために霜害を完全に逃れていました。

容赦ないこの突然の成長ストップの後、4 月、5 月はむしろ冷涼な気候だったため、ブドウ樹が成長サイクルを再開するのに時間を要し、私たちは収穫の遅い年になる事を予期しました。霜害に遭ったブドウ樹とそうでないものには目に見えて成長に差が見られました。

6 月に夏の気候が再来し、瞬足のリズムで新枝が伸びて行きました。残りの夏はあまり好ましい天気に恵まれず、カビ系の病原菌が発生し、畑仕事は至って困難でした。

8 月中旬から天候条件が改善され、ブドウの色づきや成熟が助けられました。ブドウの 健全さはこの時点で満足のいくものでしたが、ウドンコ病の存在はたくさんの畑で認められ、特にオート・コート・ド・ニュイで増加していました。

9月上旬の半月は太陽が照って乾燥し、ブドウの熟度が良いリズムで進み、ウドンコ病 の進展は落ち着いていました。

収穫は 9 月 19 日にコートで始まり、10 月 3 日にオート・コートで終わりました。コー ト・ド・ニュイでのブドウの健全さはとても満足度の高いものに留まり、選果も軽くする程度 で済みました。一方、オート・コート・ド・ニュイでは、特に 9 月末に雨が降り出したことから、ブドウの健全度が落ちてしまい、最良の品質だけを求めるために厳しい選果が必須となりました。区画の中の一つはあまりに劣化がひどく、収穫さえも出来ませんでした。

ここ最近の 3 つのヴィンテージと異なり、2021 年はより冷涼な年ですが、難しい天候に 善処を尽くした、とても良い品質を呈す「クラシック」なヴィンテージと形容することができるでしょう。美しいバランスに特徴づけられたこの年のワインは、果実味が高く、多大な繊細さがあります。地方名のアペラシオンのワインは直ぐに喜びを与えてくれ、より格高い畑から造られたワインは長期熟成に相応しいでしょう。

以上インポーター資料より抜粋
商品コード:17112
  • 750ml

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  • 生産者情報

ドメーヌ・ミッシェル・グロ(Domaine Michel Gros)


ブルゴーニュのトップドメーヌ「ミッシェル・グロ」は父「ジャン・グロ」の後を継いだ、グロファミリーの長男のドメーヌです。
実直でまじめな彼の造るワインは性格を表すように実にしなやかで綺麗に纏まりのあるピノ・ノワールをつくりあげます。
息子さんのピエール・グロ氏が本格的にドメーヌ参入してますます品質に磨きがかかっています。

以下インポーター資料

1830年、グロ家はヴォーヌ・ロマネ村で開業する。今日では、6代目のミシェル・グロが、先祖たちの仕事を受け継いで発展させている。
また、妹はDomaine AF Gros、弟は Domaine Gros Frere et Soeur、従妹は Domaine Anne Grosを経営し、彼らも同様、
グロ家の家業を続けている。情熱家であり、同時に厳しさをも持ち合わせるミシェル・グロは、ワイン造りに不断の手間をかける。
畑仕事から瓶詰めに至るまで、各段階の技術を修得している。慎ましい性格の彼は、ワインを通じて自分を表現する。
寛大で、繊細でエレガントなワイン。その品質は常に一定している。ミシェル・グロと彼を支える従業員たちは、
ワイン造りにおける情熱と要求の高さを、皆様にご紹介します。

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