ラシュキ・リーズリング・シュタイエルスカ2021 ルネサンサ
ブルゴーニュ的スタイルのスロヴェニアの生産者。
●産地:スロヴェニア/シュタイエルスカ/マリボル
●ブドウ品種:ラシュキ・リーズリング
(ヴェルシュリースリング)100%
●容量:750ml
●白ワイン
スロヴェニアから新しい生産者のワインが入荷しました。「マクマホン」と聞けば「あぁ~!」とお分かりになる方もいらっしゃるのではないでしょうか?以前ラシーヌさんで扱っていたブルゴーニュ、オーセイ・デュレスで唯一無二の感性でワイン造りをしていた生産者です。2005年に家庭の事情で畑を手放してからは、しばらくワインとは関係のない仕事をしていましたが、今、スロベニアの地で、輝くようなワインを造り上げました。品種はケルナー、ラシュキ・リーズリング、シャルドネ、リースリングと様々ですが、ワインのスタイルは全てブルゴーニュ的です。価格も安くはないですが、ワインを飲めばそれも納得のポテンシャルを持つ素晴らしい仕上がりです。約20年前に飲んだ「マクマホン」を知っている方は勿論ですが、その存在すら知らない方にも楽しんで頂きたい絶品の白ワインです。是非、ご検討下さいませ。
こちらはリースリングとは全く無関係な品種ラシュキ・リーズリングです。このワインもブルゴーニュ的な仕上がりです。ミネラル、柑橘、花など心地よく香ります。時代的にもマクマホンはかなり樽っぽい仕上がりでしたが、ルネサンサは程良い樽の付け方で、樽っぽいイメージではなく、心地良い感じに仕上げています。
(コメント2024.3)
以下インポーター資料です。
(2024.3 入荷時の資料)
葡萄:ラシュキ・リーズリング
(ヴェルシュリースリング)100%
畑・土壌:
大陸性気候、Stajerska(シュタイエルスカ)の粘土石灰質、
シスト。南東向き。
醸造:
除梗せず。タンク内で自然に前清澄。
全房のまま直接圧搾。天然酵母で発酵。
熟成:
500Lのブルゴーニュ樽で12カ月熟成。
瓶詰めの前にSO2わずかに添加。
味わい:
熟した果実が口いっぱいに広がり、アニスの香りや新鮮なフェンネル、また砕いた洋ナシや爽やかなリンゴ、水仙の花のニュアンスが印象的。まろやかでフレッシュな口当たりに旨みや複雑感もあり、長年進化し続けるワイン。
リースリングとは全く無関係のラシュキ・リーズリング(ヴェルシュリースリング)。ヨハネス・ツィリンガーも圧倒的なワインを造りましたが、ルネサンサはブルゴーニュ的な筆使いと言うべきベクトル。共通するゆったりとエレガントな樽香。わずかに焼き栗、ゼリー状のアプリコット。タイト、静謐な立ち上がりは指揮者に導かれるように花、果実、蜜がハーモニー。細やかな果実の粒子が口の中で酸と共に突き抜ける。残糖すら想起させる果実の香りを残して大きく大きくパノラマ状に広がる余韻。スペック的にはシャルドネに人気が集中しそうですが、現時点では全く品種による優劣を感じさせません。
(2024年1月 村岡)
(インポーター:オルヴォー)
商品コード:17290
ルネサンサ(Renesansa)
以下インポーター資料より抜粋
ボーヌで醸造の勉強をし、イタリアのFranciacorta(フランチャコルタ)で6ヶ月間スタージュをしたAntoine Jaboulet-Vercherre(アントワーヌ・ジャブレ=ヴェルシェール)は
ブルゴーニュのオークセイ・デュレスで白ワイン(Meursault, Auxey-Duresses, Bourgogne Grand ordinaire, Bourgogne Aligoté)を造っていました。
初ヴィンテージは2000 年でした。
順調に経験を重ねてはいましたが、家族の事情で畑を売らなければならないことになり、ブルゴーニュでのワイン造りには終止符を打つこととなったのです。
それから10年。パリの不動産業で働いていたアントワーヌは再びワインの世界に戻ることを決意しました。
新しい機会を探していたアントワーヌはスロベニアを訪れ、その国の進歩に驚きました。20年前、アントワーヌはスロベニアに恋に落ちていました。
そして白ワインに相応しい畑をこのMaribor(マリボル)に見出したのです。
彼はパートナーとスロベニアでワイン畑を探し、ここでワインを造り住むことを決意しました。
レンシュキ・リースリング(Renski Rizling), ラシュキ・リースリング(Laski Rizling)、シャルドネ、 ケルナー(Kerner)
彼の2.5 ヘクタールのブドウ畑はおよそ35年前に植樹された古木の畑です。
コロナ渦の影響でスタートは遅くなってしまったが、2021 年には本格的に栽培を始めることが出来ました。
ブルゴーニュでの経験同様、すぐにビオ栽培への変換を進めています。
栽培:
2.5 ヘクタールの畑には4 品種植えています。
去年の夏に追加で5 ヘクタールにブドウを植えることが許可され、今から2年間かけて進めていきたいと考えています。
畑では化学肥料は一切使用せず、手摘み作業で収穫を行っている。畑には雑草を生やしています。
醸造::
手摘みで収穫したブドウは全房で空気圧搾機でプレス。
その後タンクに入れ、軽いデブルバージュをしてから木樽に移します。
バトナージュとルモンタージュを行う。温度調節あり、マロラクティック発酵あり。
フィルター掛けをし、ワインのPH に応じてSO2わずかに添加します。
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