カッチャルピ・トスカーナ・ロッソ2020 ジャコモ・バラルド
「ワインの科学」の著者でもあるJamie Goode(ジェイミー・グッド)氏に見出され高く評価されている造り手。
●産地:イタリア/トスカーナ
●ブドウ品種:サンジョヴェーゼ
ごくわずかにカナイオーロ
●容量:750ml
●赤ワイン
ヴァーゼンハウスと同じくドメーヌ・モンティーユで修行を積んだ造り手。
前代未聞の畑内醗酵を実践する唯一無二の生産者でもあります。
トスカーナで造ってもどこかブルゴーニュ的で、洗練された美味しさは只者出ないことは誰が飲んでも明らかです。
トップ・キュヴェの一つ、
サンジョヴェーゼにカナイオーロをわずかにブレンド。
Jamie Goode氏93点
以下インポーター資料です。
(2024.5 入荷時の資料)
品種:サンジョヴェーゼ、ごくわずかにカナイオーロ
樹齢:1970年に植樹。アルコール:13%
畑・土壌:
ピアッツェ、石灰岩が多く存在する赤い粘土。
東向き。標高550m
醸造・熟成:
1日2~3回のパンチングダウン。自生酵母で30日間かけて発酵。25%を全房。バリックでMLF。オークバレルで18か月、ステンレスタンクで6か月、18か月瓶熟成。
特徴:
1970年の葡萄畑からのサンジョヴェーゼ。ごくわずかにカナイオーロ。石灰質の粘土質土壌はその可能性と爆発力を引き出します。香りは明確で、オレンジピール、ローズマリーのスパイス、塩や石の香り。ピンと張り詰めたような構成。美しい酸味とエレガントなタンニン。複雑で余韻の長いワインとなりとても長い熟成能力もあります。
天然コルク。さすがにこのクラスになると抜栓直後はやや沈黙。時間と共に甘い葡萄の果皮を嚙みしめた時のような甘い風味。ダークチェリー、ブルーベリーの太い軸。白ブドウ混醸ならではの不規則なリズムで果実が投影される構成美。圧倒的なスケール感、冷涼な構成で極めて高い密度ながら口の中で尖っていない。リキュール状に凝縮された果実が返す波のように現れる余韻。
(2024年4月 村岡)
アルコール度数13%。石灰岩含有量の高い赤粘土土壌で、カナイオーロを少し加えたサンジョヴェーゼ。 1971年に植えられ、東向き550m。全房10%を樽とトノーで熟成。レッドチェリーやベリーの本当に魅力的な香りに、白胡椒とわずかなほこりの香りが漂います。ドライハーブがリキュールのような果実の豊かさを引き立てます。味わいはしなやかで美しくバランスが取れており、エレガントな赤い果実といくつかの上質なスパイスが感じられます。ドライなタンニンが少しあり、果実をとてもよくサポートしています。このワインはエレガントさとフィネスの感覚を備えた飲みやすさを示しています。 93/100
(Jamie Goode Winenoarkより)
(インポーター:オルヴォー)
商品コード:17529
ジャコモ・バラルド(Giacomo Baraldo)
ドイツのヴァーゼンハウスと同じくドメーヌ・モンティーユで修行を積んだ造り手ジャコモ・バラルドのご紹介です。
前代未聞の畑内醗酵を実践する唯一無二の生産者でもあります。
「ワインの科学」の著者でもあるJamie Goode(ジェイミー・グッド)氏に見出され高く評価されています。
トスカーナで造ってもどこかブルゴーニュ的で、洗練された美味しさは只者出ないことは誰が飲んでも明らかです。
以下インポーター資料より抜粋しました。
日本でも活躍の目覚ましいDomaine Montille(ドメーヌ・モンティーユ)
にて研鑽を積んだ造り手。
Wasenhausの当主アレックスとはモンティーユでの同級生となります。
ボルドーのマルゴーやグラーヴ、そしてブルゴーニュ。
南半球のニュージーランドでは今でもワインを造っています。
イタリアワインの販路を持たない弊社ですが、彼の造り手としての実力、畑の中で発酵させる未聞の手法自らを“No Natural”自然なままではなく
人の力でワインは導くという主張にも共感出来るものがありました。
力強く塗りつぶすようなサンジョヴェーゼではなく赤と黒のグラデーションで描くような世界観。
酸とタンニンが強いこの品種は水平的で果実味のグラデーションにやや欠ける印象もあります。
キャンティ的に白ブドウを混ぜて脱力させるか自然派的なアプローチで輪郭を滲ませるか。
そのどちらでもなく、ジャコモの言葉を借りるなら“ピノを目指す”サンジョヴェーゼ、陰影を描く果実。
この品種で精神に訴えかけうるベクトルは極めて希少です。
そして前代未聞の畑内発酵ワインは熟成感とフレッシュさが同居したような枯淡で描く世界。
アタックではなく野性味と果実の奥行きの世界は今は無きブルゴーニュの造り手を想起させてくれます。
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