以下インポーター資料より抜粋しました。
標高200〜450メートルの様々な石灰粘土質を中心としながら様々な地質が入り混じるエリアに120haの畑を所有します。
2001年に現体制になり、それぞれの土壌に合うように丹念に葡萄が植樹されました。
地元品種であるモスカート、ブラケット、ネッビオーロ、スラリーナに加え、国際品種も栽培されています。
赤ワイン用の品種は温暖な南西向きの斜面に、アロマティックな品種は北東向きの区画でよく育ちます。
2019年には、「アヴァンポスティ」シリーズを立ち上げ、イル・カシオーネの畑において革新的な技術やあまり知られていない品種を用いた実験的な取り組みが始まりました。
カッシオーネのブドウ畑の大半は東から西に延びる位置にあり、一日中たっぷりと日光を浴びています。
これらの畑はネッビオーロやスラリーナにとって理想的な気候条件の恩恵を受けています。
日照量が比較的少ない北西向きの斜面はフレッシュな気候条件となり、ピノ・ネロなどのアロマティックな品種に最適です。
ブドウ畑の主な特徴は、標高の差が激しく傾斜が急であることで、ブドウの木の手入れは手作業で行わなければならず、骨の折れる作業が要求されます。
しかしそのおかげで高品質のブドウが収穫でき、素晴らしいワインを造ることができます。
カッシオーネのある古土の地質は、砂岩、沖積砂利、粘土石灰質、石灰質泥灰土の層が交互に重なり合っているのが特徴で、
微気候はErro(エッロ)渓谷とBormida(ボルミダ)渓谷を通って上がってくる海からの潮流と、
アルプスから下りてくる冷涼な風が出会う場所となっており、昼夜の温度差が非常に大きくなっています。
これらの気候土壌の特性が、極めてユニークなテロワールを生み出しているのです。
醸造責任者のカルロ・マネラはピエモンテで育ち、周辺のブドウ畑は幼少期の遊び場でした。
彼が家族の後を継いでワイン業界に入ったのは当然の流れでした。
地域の伝統とワインの個性を尊重し、スラリーナのように "遺産 "品種の栽培にも興味を持っています。