以下インポーター資料より抜粋しました。
2025年8月4日、ベルナール・ベラーセンが天国へと旅立ちました。
最後まで畑とワインに向き合い続けた彼の訃報は、非常に悲しいものですが、妻セシルは子供たちとともに前向きに歩みを進めております。
フォンテディクトは今後もセシルが引き継ぎ、守り続けていく予定です。
引き続き温かく見守っていただけますと幸いです。
●ピルエット2019年は、昨年8月に逝去したベルナールが最後に瓶詰めしたワインです。
ベルナールとセシルが手がけた1994年から2024年に及ぶ31ヴィンテージの最高傑作のひとつ、
二人がリリースまでに9年を費やしたプロミス2009年を彷彿とさせるクオリティです。
プロミス2009年は残糖が約5g/Lの時点で発酵が滞りましたが、その時点で既にとても美味しいレベルに達していました。
「もう瓶詰めしても良いのでは?」そう尋ねる私たちに対し、二人は「発酵し切るまで待つ」と静かに答えました。
結果として、それから約4年後の2017年にようやく瓶詰めされたワインは、
その4年間の味わいを遥かに超える素晴らしいものに仕上がったのです。
この出来事には、彼らのワイン造りに対する揺るぎない信念を強く感じました。
今回ご案内のピルエット2019年もまた、6年もの長い歳月をかけ人的介入をすることなく、ゆっくりと発酵しながら完成しました。
2025年12月にセシルを訪問した際、彼女はこう語りました。
「ステンレスタンクによる醸造なので、樽のように過去のヴィンテージが影響を及ぼすことは本来ほとんどありません。
しかし、プロミス2009年と同じタンクで造られたこのワインは、不思議なほどプロミスとそっくりな道筋を辿りました。
まるでベルナールの人生の最終話にタイミングを合わせたかのごとく、見事に美味しく仕上がったのです。そこには強い運命のようなものを感じました。」
生産数3000本のピルエット2019年は、紛れもなくピルエットの最高傑作と言えるでしょう。
このワインを皆さまの元にお届けすることができ、私たちは非常に嬉しく思います。