以下インポーター資料より抜粋しました。
ジュゼッペ・チポッラは、シチリア中南部アグリジェント出身の造り手だ。
一度は地元を離れたが都市での生活に区切りをつけ、先祖ゆかりの土地「パッソフォンドゥート」へ戻ってきた。
2014年にパンテッレリア島で辛口のズィビッボに出会ったことが彼に強烈な衝撃を与え、翌年にはブドウを植え始めることになったのだった。
本能と直感、そして独学で積み上げた知識を頼りに、試行錯誤の末に自身のワインを築き上げていく。
ジュゼッペが見出したのは、シチリアでもほとんど語られてこなかった石膏硫黄質土壌「ジェッソーゾ・ソルフィフェラ」の個性である。
かつて硫黄鉱山として栄えた土地から生まれるワインには、緊張感のある塩味と、「電気のような」とジュゼッペが評す鮮烈さが宿る。
彼はその感触を何より重視し、アルベレッロ仕立て植樹し、草や昆虫、森を含めた景観全体のケアという観点からブドウを栽培。
セラーでも最小限の介入を徹底し、“削ぎ落とす”ことでワインの輪郭を浮かび上がらせることを狙っている。
彼のワインは、典型的なシチリアの豊満さを語るものではなく、ジェッソに支配された土地を緊張感と垂直性という切り口で飲み手に強く訴えるものだ。