VdFブラン・エル・ダンジュ2019 アレクサンドル・バン
2019ヴィンテージはここから更に15年は熟成する
ポテンシャルがあります。
●産地:フランス/ロワール
●呼称:ヴァン・ド・フランス
●ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン
●容量:750ml
●白ワイン
以下インポーター資料より抜粋
(2023.5 入荷時の資料)
かつてはピエール プレシューズを構成していた区画の一つ。
粘土石灰質土壌の区画で、地下の岩盤層に近く
表土も薄い硬い石が多く見られる畑に植わる、
樹齢50年以上のソーヴィニヨンブランから造られるワイン。
大きな石が散らばっているこの畑での作業は非常に困難で、
膨大な労力が必要になるものの、
この畑から生まれるワインは、透明感と品の良さ、
繊細さなどを備えた非常に美しいバランスの風味を備えます。
大樽で24か月熟成の後、ノンフィルター、
亜硫酸を使用せず瓶詰。
黄色掛かった麦わら色の外観。
黄色系の花の様な濃いフローラルな香り、
熟したリンゴや洋ナシ、グレープフルーツ、
白桃といった熟した果実の香りが湧きあがります。
徐々にローリエやディルの様なフレッシュハーブの
ニュアンスが加わり、より複雑なアロマが感じられます。
抜栓後しばらくすると若干、酸化のニュアンスが
感じられますが、例年よりも控えめで、
フレッシュさの方が支配的です。
全体的に香りの要素の輪郭がはっきりしており、
如何にも上級キュヴェという貫禄がある香りです。
味わいは、果実のボリュームと太いミネラルと
酸が高いレベルで感じられ、豊かな果実と
かすかな塩味を感じるミネラルが絶妙な
バランスを与えています。
ワインとしてギュッと凝縮した重厚感を感じられますが、
非常に高いポテンシャルを持っている為、
抜栓直後は意外と平凡に感じてしまうかもしれません。
大きめのグラスで徐々に時間を掛けて空気と触れさせることで
複雑で深みのある味わいに変化していきます。
余韻は非常に長く、重厚さがありつつも軽やかで
エレガントな液体に感じられる為、
ついもう1杯飲んでしまいます。
アロマと味わいの豊かさが特徴のエルダンジュですが、
2019vtはここから更に15年は熟成するポテンシャルがあります。
早めに飲んでも美味しいですが、
真価を発揮する数年後にも是非、お試しください。
(インポーター:野村ユニソン)
商品コード:16255
アレクサンドル・バン(Alexandre Bain)
以下インポーター資料です。
サンセールからロワール川を渡り、プイイ フュメの丘に向かう途中に、
「ドメーヌ アレクサンドル バン」があります。
彼は1977年生まれ、子供の頃、サンセールにある祖父の家の近くに移り住んだ時、農業をしていた祖父を見て興味を持ち、農業学校に進みました。
農業とは関係のない仕事をしていた父が自然派ワインのファンであった事から、ワイン造りに興味を持ち、卒業後にブルゴーニュや南仏を始め、カリフォルニアのワイナリーでも研修を積み、ムヌトー サロンの「ドメーヌ アンリ プレ」で醸造長を務めた後、2007年に畑を購入して独立しました。
所有する畑は、ドメーヌのすぐそばに位置する3haに加えて、他にも小さな5区画が近隣に点在しており、合計で5ha弱ほどにおよびます。
土壌は、中生代ジュラ紀後期の地層であるキンメリジャンとポルトランディアンが混在しており、地表の60cm下には石灰の岩盤があって、その上には小石、地表近くは砂状の土質になっており、硬質なミネラルを持ったバランスの良いワインを生み出します。
自然酵母にてステンレスタンクで発酵後、60%は樹脂のキューブで、残り40%は小樽で熟成させます。
SO2(亜硫酸)はマロラクティック発酵を止める為に、発酵終了後に少量添加、ノンフィルターで瓶詰めしています。
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