元ラルロの醸造長オリヴィエ・ルリッシュが南仏で造るワインです。
ブルゴーニュのワインとは違いますが、南仏の品種をブルゴーニュ的に仕込むとこうなるんだと、
改めて感じさせてくれます。
以下インポーター資料です。
ドメーヌ・ザコルは、ドメーヌ・ド・ラルロで天才醸造家と謳われたオリヴィエ・ルリッシュ氏と
妻の2人が始めたドメーヌ。誰もが羨む地位を捨て、夢であった自らのドメーヌを拓いたのです。
ザコルとは、オック語(中世仏でロワール川以南の仏語)でテラスやアルディッシュの丘、
南ローヌ地方のブドウ畑の丘を意味します。2005年に古家を購入し、余暇を過ごしていましたが、
周辺の畑にブルゴーニュとの類似性に気付き、リサーチを重ね、素晴らしい畑と巡り合いました。
畑は地理的にはローヌとアルディッシュの峡谷から数キロの所にあり、Saint-Marceld'Ardeche県に18haあります。
ほとんどが樹齢50年以上で粘土石灰質土壌の丘にあります。ブドウ畑の前所有者は、全ての葡萄を共同組合に
販売しており、ワインは未生産でした。完全な有機農法ではありませんでしたが、かなり軽い農薬対策をとっており、
過去何年も化学肥料不使用でした。2011年春、公的にオーガニック農法に切り替え(Ecocert認証)、
2011年10月よりビオディナミ農法による準備を始め、2012年春には、全ての畑がこの農法にて準備が整いました。
ラルロでは、2000年に公的な農法転換の後、実際に全ての畑が変換できたのが2003年ですので、ザコルでは 比較的早く、
切り替えられた恵まれた環境にある事が分かって頂けると思います。設立時の畑比率は、グルナッシュ
(別名:南仏のピノ・ノワール)が12ha、カリニャンが2ha、カベルネ・ソーヴィニョンが2.8ha、シラー1ha、
そして0.7haのシャルドネ。今後はシラーやピノ・ノワールも予定。ワインはフィネスがあり、エレガントなスタイル。
正確に選別する為、手作業で収穫し、その際も小さな20キロの箱で行い、収穫後の温度上昇を防ぐ為に、
2012年から保冷トラックを使用しています。果汁も重力を利用して扱うなど随所にラルロでの経験が活かされています。
ワインに最大限の奥深さを出すため、ラルロで行っていたように、30-100%葡萄房全体を使用し、
樽もラルロの古樽が使用されるなど、随所にラルロのエッセンスが散りばめられています。今では仏三ツ星はもちろん、
NYの三ツ星レストラン、イレヴン・マジソン・パーク等にもオンリストされるなど、世界中が注目している生産者となりました。