モレ・サン・ドニ・アン・ラ・リュ・ド・ヴェルジェ2022 ドメーヌ・ミッシェル・グロ
安定した品質で人気のミッシェル・グロのワイン。
●産地:フランス/ブルゴーニュ/コート・ド・ニュイ
●呼称:モレ・サン・ドニ
●ブドウ品種:ピノ・ノワール
●容量:750ml
●赤ワイン
※少量入荷に付き、お一人様1本限りの販売とさせて頂きます。
クロ・デ・ランブレイの南、クロ・ド・タールとモレサンドニ側に僅かにあるボンヌ・マールの真上に位置する区画です。入荷数は少なくテイスティングしていませんが、そのロケーションは飲む価値ありです!
以下インポーター資料です
(2024.12 入荷時の資料)
畑面積:0.23ha
この畑は険しい急斜面にあり、かの有名な《クロ・デ・ランブレイ》の南の壁沿いに伸びている。そこにはとても古いヴェルジ通りがあり、かつてモレ村とヴェルジの丘をまっすぐに繋いでいた。当時この場所にはヴェルジ卿の城とサン・ヴィヴァン修道院が建っており、12から18世紀にかけて地方で支配的な権力を振るっていた。1980年代になると、この畑は全体的に整備され、再びぶどうの植え付けが行われた。30から35cmの表土は非常に多くの石を含む粘土質で、下層にコンブランシアンの石灰が横たわっている。 この畑の土壌は軽く、フィルターのように素早く水をしみ通す。ワインは優しく繊細で、非常にエレガントである。INAO(アペラシオン統制機構)によって、プルミエクリュへの昇格が審査されている。1995年、ミシェルは、ぶどうの木が3歳の時にこの畑を買った。この呼称のもとで販売を開始したのは、2000年のヴィンテージからである。
2022年の中でも陰影を感じさせる鬱蒼とした森林の香り。しかし口に含むと生き生きとした酸があり、しっとりウェットでタンニンが同調してしなやかに伸びます。余韻まで酸が残り畑のポテンシャルの高さを感じさせます。
(2024年4月 村岡現地バレル試飲)
(インポーター:オルヴォー)
【2022年ヴィンテージについて】
2021年を締めくくる冬はありふれた気温と雨量で過ぎ、春先は比較的冷涼さを保ったまま、ブドウ樹はゆっくりと芽吹き始め、4月初旬に下りた霜もブドウ樹への害には繋がりませんでした。同月中旬から急に温度が上がり始め、ブドウ樹は一斉に伸びていきました。残りの春は暑い気温と強い日射でダイナミックなリズムで栽培が進んでいきました。5月末、ブドウ樹が花を咲かせ始め、とても良い気候条件のもと、開花は素早く進んでいきました。2020年の軌跡を思わせるかのように、2022年はとても早熟である事が明らかでした。4~5月に雨が殆ど降らなかったため畑の水分は不足気味でしたが、度重なった6月の雨と、特に6月21日にジュヴレ・シャンベルタンを中心に降った雷雨が状況を救ってくれました。夏の間もとても暑く、乾燥して日射が強かったのですが、6月に土壌に蓄えられた水分によって収穫までブドウはストレスを見せることなく育っていきました。乾燥した暑さのもとではベト病やボトリティスが発生する事も殆どなく、ウドンコ病だけは警戒する必要がありましたが、収穫までブドウ樹は健全な状態に保たれました。
私たちのドメーヌでは9月3日にコートでブドウを摘み始め、9月17日にオート・コートで終了しました。春先に芽吹いた沢山のブドウが、自然災害に遭うことなくシーズンを全うできたため、品質・量ともに素晴らしい収穫物が得られました。改めて見てもブドウの健全さはこの上なく、選果で除けたのは熟しきっていない房だけでした。2022年のヴィンテージはタイプ的に2019年に比肩する熟度の高いアロマを持ち、果実の存在感は2019年のそれを上回っています。味わいには豊満な芳醇さがあり、酸味と絹の触感のようなきめ細かいタンニン、弾けるフルーツが美しいハーモニーを奏でています。どのワインをテイスティングしてみても既に楽しめる近づきやすさがあり、偉大なアペラシオンにおいてはセラーで何年か寝かせれば更に価値を増していくポテンシャルがあります。
商品コード:18430
ドメーヌ・ミッシェル・グロ(Domaine Michel Gros)
ブルゴーニュのトップドメーヌ「ミッシェル・グロ」は父「ジャン・グロ」の後を継いだ、グロファミリーの長男のドメーヌです。
実直でまじめな彼の造るワインは性格を表すように実にしなやかで綺麗に纏まりのあるピノ・ノワールをつくりあげます。
息子さんのピエール・グロ氏が本格的にドメーヌ参入してますます品質に磨きがかかっています。
以下インポーター資料
1830年、グロ家はヴォーヌ・ロマネ村で開業する。今日では、6代目のミシェル・グロが、先祖たちの仕事を受け継いで発展させている。
また、妹はDomaine AF Gros、弟は Domaine Gros Frere et Soeur、従妹は Domaine Anne Grosを経営し、彼らも同様、
グロ家の家業を続けている。情熱家であり、同時に厳しさをも持ち合わせるミシェル・グロは、ワイン造りに不断の手間をかける。
畑仕事から瓶詰めに至るまで、各段階の技術を修得している。慎ましい性格の彼は、ワインを通じて自分を表現する。
寛大で、繊細でエレガントなワイン。その品質は常に一定している。ミシェル・グロと彼を支える従業員たちは、
ワイン造りにおける情熱と要求の高さを、皆様にご紹介します。
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