以下インポーター資料です。
今を遡ること20年以上前、1996年にビオロジック栽培と、醸造時亜硫酸塩無添加を開始し、今や堂々ヴァン・ナチュールの重鎮と畏敬される生産者。
ワイナリーを興したのはティエリ-とジャン=マリのピュズラ兄弟。
その家系は15世紀からモンティの地に続き、クロ・デュ・チュ=ブッフを所有。
このクリュは、16世紀には国王フランソワⅠ世と王女クロードが、特に入念に管理したという記録が残る、由緒ある畑である。
畑には施肥も数年に一度にとどめ、40hl/haを上限とする低収穫を徹底。亜硫酸塩添加もゼロ、もしくは瓶詰め時のみ15ml/lを上限とする。
そのワインは、若いうちから気取らず近づきやすいが、熟成を経て次々に現れる味わいは、“驚異のピュズラ・ワールド”との讃辞を浴びる。
2010年以降のヴィンテッジではさらに心機一転し、しっかりとした格調と気品、みずみずしさと緊張感を、ドメーヌものだけでなくネゴシアン・ワインにさえ表現する境地へと到達している。
2019年には兄のジャン=マリが引退し、ティエリーの二人の娘がワイナリーの運営に参画している。
【畑について】
栽培:ビオロジック
認証機関:カリテ・フランス(2007年)
土壌:粘土石灰質、シレックス、珪土質
【醸造について】
圧搾:空気圧式プレス
醗酵: 白:小樽 赤:木製タンク、琺瑯タンク、アンフォラでそれぞれ1から2ヶ月
熟成:古樽(225L、400L、600L)、木製タンク、琺瑯タンク、アンフォラ
マセレーション: 白:なし 赤:有(10から15日間)